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亀ノ島クロニクル

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すべては、ここから始まり、ここに還る。
無から始まったともいわれる宇宙は何かを生み出し、無に還る。
この世界が存在する事を不思議がることは面白い。
無というのは何も無い事ではなく、有る事に気づいてないだけなのかもしれない。

作者は、最初、ペイントソフトによる手描きで制作を始めたが、あまりのめんどくささに、もっと手抜きする方法はないかと考えた結果、背景や建物や機械的な物は3DCGにして、アングルが変わっても、角度を合わせて使い回し、登場人物はデジタルデータにして、コピーペーストで使い回しすることにした。
画力の無さと遅さをすべてテクノロジーでごまかしてしまうことで作品を完成できると考えた。

しかし、アートの本質はそういう事では無いような気もする。

いや、これはアートなどでは無く、単なるマンガなのだ。

読み手が楽しめれば、それで魂は救われるのだ。

 

クラゲに噛まれた男 プロローグ

亀ノ島の砂浜に漂着した老人は、不思議なお姉さまに助けられます。

視力を失った老人は、子供の頃に読んだ童話で「大切なものは目では見えない」と学んでいたので、心で世界を見ようとしましたが、真っ暗で何も見えませんでした。おそらく彼には元々大切なものなど何も無かったからだと思います。

「星の王子さま」は美しそうですが「海のおじいさま」は汚れ切っていました。

 

第1話 クラゲに噛まれた男

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第2話 目玉屋


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